#131 ソフトウェア利用料の高騰をD2Cブランドたちはどう乗り切っているのか?
ShopifyアプリをはじめとするSaaSの利用料金が値上がりを続けている。CEREAL TALKメンバーの今週面白かった記事やコンテンツを紹介するコーナーをスタート、最新リテールニュースまとめ
🥣 Briefing
ソフトウェア利用料の高騰をD2Cブランドたちはどう乗り切っているのか?
ShopifyアプリをはじめとするSaaSの利用料金が値上がりを続けている。4月にはShopifyがBasicプランの月額利用料を29ドルから39ドルに、Advancedプランは299ドルから399ドルへと値上げした。昨年の9月にはKlaviyoも値上げを発表し、中小企業規模のブランドでも毎月4000ドル前後を支払っているとも言われている。
こうしたソフトウェアの値上げに対し、ブランドは様々な方法でコストカットを行なっている。例えば、Klaviyoのように必需品となってしまっているサービスは、複数年契約によって料金を下げる交渉をするブランドもでてきている。また、Klviyoを含む多くのサービスが配信数ごとの課金スタイルをとっているため、無効なアドレスをはじくAIツールを使うブランドもでてきた。Doe Beautyは、そのツールのひとつである「Orita」を使ってKlaviyoの利用料金を32%削減したという。
あとからアプリを追加することで簡単にECを構築できる点が評価されてきたShopifyだが、導入するSaaSの種類が増え、さらにそれぞれが利用料金をあげ始めたことで、ブランドが負担するコストが増加している点は以前から指摘されており、ブランドのツールに対する目も年々シビアになっている。ここまで順調に成長してきたShopifyエコシステムだが、D2Cへの投資が落ち着き、どのブランドも黒字化を重視するようになってきたことで、ますますツールのリストラクチャーが進んでいきそうだ。
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