#31 Googleショッピングの可能性

リアルタイムでAR試着ができる時代がようやく来た、コカ・コーラが初のNFTコレクションを公開、Warby Parkerが上場!S1資料を読み解く


『CEREAL TALK』は、米国の次世代ブランドや小売、ニューラグジュアリーにフォーカスしたメディアです。毎週月曜日の朝にニュースレターをお届けしています🥣 by 沼田 雄二朗(@Numauer), 宮武 徹郎(@tmiyatake1) and 草野 美木(@mikikusano)


🥣 Briefing

Googleショッピングの可能性

『BoF』によるとヘアケアブランドのCeremoniaは今風のパッケージとインフルエンサーネットワークを活用してInstagramアカウントを伸ばしているが、ユーザー獲得ではまだ多くのブランドがあまり活用していないGoogleショッピングを使っているらしい。最近ではGoogleショッピングのパフォーマンスが高いからマーケティング予算をよりGoogleに寄せると彼らは決めているそう。FacebookやInstagramよりも広告単価が安いGoogleショッピングはもしかしたら新生ブランドとしては過小評価されているチャネルなのかもしれない。2020年春からブランドが無償でShoppingタブに商品を記載できるようになってから人気になり始めた。特に小さいブランドとしては大手競合と対抗できる場所となっている。過去1年間でGoogleショッピングを活用しているマーチャント数は80%成長していて、毎日Googleショッピングのセッション数は10億回を超えている。そしてGoogleショッピングの成長の影響でよりFacebookとAmazonと広告領域で対抗するようになった。AmazonやFacebookはいまだにファッション業界のEC体験を解決できていない中、もしかしたらかなり驚異的な存在になるのかもしれない。特にGoogleショッピングではプロダクトだけではなく、ブランドや顧客レビューを全てトラッキングするインターネットのデータベースでもあるので、対抗できる相手はなかなかいない。もちろんまだ足りない機能は多いが、FacebookやInstagramと比較してより高い購入意欲を持ってGoogle検索するユーザーがいると想定すると、今後もGoogleを活用するブランドが増えるかもしれない。

The Rise of Google Shopping

リアルタイムでAR試着ができる時代がようやく来た

AR上で服を試すのは、今まで技術的が追いついていなかったが、ようやく可能になり始めた。『Vogue Business』ではARファッションについて取り上げている。ファッションブランドのメリットは、コンバージョンの向上とEC返品の削減に繋がる可能性がある。ARの難しさはリアルタイムで人が動きながら服を着させないといけないこと。この領域はスタートアップ業界では暑くなっていて、最近ではSnapchatがラグジュアリーブランドの商品を3D化させるVertebraeを買収。デジタルファッションプラットフォームのDressXも最近$2Mの資金調達も発表している。さらに「デジタル版Supreme」のRTFKTはAR上で彼らが作ったデジタル服をリアルタイムで着ている姿を見せたり、FarfetchなどもSnpachat上で服を試せる機能をローンチしている。

LiDARカメラや体をトラッキングする技術と一緒にコロナでショッピング体験が変わり、よりオンライン上でブランドとインタラクティブになりたい需要が増えた。まだラグジュアリーブランドが入り込むにはもう少し時間がかかりそうだが、投資家や大手テック企業は投資し続けると思われている。Shopifyの研究によると3DやARを活用すると返品率が4割削減して、コンバージョン率が97%上がることがあるとわかった。まだこれから服の素材を再現する技術やより体にフィットする服を再現できる技術が必要だが、開発する前にこの領域は非常に熱くなりそう。

Why AR clothing try-on is nearly here

コカ・コーラが初のNFTコレクションを公開

コカ・コーラが初の取り組みで4つのNFTを販売。アバターやバーチャルコンテンツを提供するTafiと提携してコカ・コーラの代表的な1956年の自動販売機を再現している。それ以外に昔のデリバリーのユニフォームにインスパイアされたジャケットなども作った。コカ・コーラは昔から限定商品を開発したので、その一環でNFT領域に入り込むのは自然な流れだった。デジタル世界がよりカルチャー化する中で、リアルと同じような商品ではなく、デジタル上でしか体験できないNFTの開発を考えた。『Forbes』では、コカ・コーラ以外の大手ブランドのNFTについてもまとめている。たとえば、スープ缶で有名なキャンベルはアーティストソフィア・チャンとソーシャルコマースアプリNTWRKと提携してNFTコレクションを発表したり、タコベルもNFT化されたプロダクトをリリース、ドルチェ&ガッバーナまでNFTコレクションをリリースしている。ブランドとして気をつけないといけないのは、今だとブランドよりセレブや個人が推したNFTを購入したがっているので、ブランドや面白いアセットや文化の理解度で勝負しなければいけない。

As Coca-Cola Auctions Its First NFT, More Brands Are Entering The Metaverse


🎙Podcast

This Week’s Topic: 『Warby Parker IPO!』

今週は、メガネD2Cの「Warby Parker」の上場をテーマにお送りしました。初期からすごかった店舗体験の話からS1資料のCAC指標がCACじゃない件など…前後半にわけてお送りしています。次回は、バリュエーションやD2C上場のCasperなど過去事例の話などを中心にお届けします、お楽しみに🕶

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📰 News

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