#142 アメリカの消費者はブランドの社会問題へのアクションに興味を失い始めている?
アメリカではブランドもBLMや環境問題、政治に関してSNSを通して声をあげることが求められてきたが、Gallupの調査によると「企業が公にスタンスを示すべきである」と考える消費者は昨年の48%から7%下落。
🥣 Briefing
アメリカの消費者はブランドの社会問題へのアクションに興味を失い始めている?
アメリカではブランドもBLMや環境問題、政治に関してSNSを通して声をあげることが求められてきたが、Gallupの調査によると「企業が公にスタンスを示すべきである」と考える消費者は昨年の48%から7%下落し、41%となった。世代や性別、人種に関わらず全体的に低下しているのも注目すべき点だ。
その背景には、社会的な分断が深まるなかで、スタンスの表明もより複雑化している状況がある。また、気候変動やメンタルヘルスといったテーマに関しては引き続きブランドに声をあげてほしいと考える消費者が多い一方で、宗教や人工中絶、政治、国際紛争といったトピックに関してブランドが取り上げるべきと考える消費者は30%を切るなど、トピックによって反応の差が大きいようだ。
Consumers Are Less Interested in Brands Taking Stances on Sociopolitical Issues, Survey Finds
🎙 Podcast
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🪩 Event
ブランドにおけるAI活用の現在地
米国の次世代ブランドやリテールテックにフォーカスしたメディア『CEREAL TALK』のイベント2回目のテーマは「ブランドにおけるAI活用の現在地」。
リテール業界において、特にブランドのリアルなAI活用の現在と未来について、海外ツールの紹介や事例を交えながら語ります。
今回は特にカスタマーサービス向けの生成系AIに焦点を当ててトークする予定。AI活用はもちろん、今後のリテール業界の動きについて興味のある方のご参加をお待ちしています!
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